モン日記 75日目/約束の国読み終わった

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ダラダラと進めていた「約束の国 」、読み終えました。
カルロ・ゼン作品は幼女戦記から入った(こちらも超面白い)のですが、よりオヤジ度の強い約束の国の方が好みかも。
ユーゴスラビアをモチーフにした仮想共産主義国の崩壊をなんとか食い止めようとする"敗北者"2人による渋い渋い労働のお話。体制の汚濁が明るみに出る過程はある意味ホラーかもとおもいました。幸いにも亡国の危機を未だ経験していませんが、死ぬまで絶対に味わいたくないですね。結局体制の東西に寄らず、大切なのはそこに住まう国民の生活であり、それを維持発展させる経済だと強く思います。この辺り、多少役得を得ていようともお上がちゃんと働き、国民が真っ当に経済活動を継続できるようにしてくれれば社会主義だろうが共産主義だろうがどうって事ない。逆にいくら綺麗なお題目を並べても飢えてしまうならゴミも同然。ほんと日本て理想的な社会主義国ですよね(飛躍が過ぎるのでは)

それと本作、非常に煙たいです。紙媒体なのに非常に煙たい。愛煙家の方には親しみやすいかも。非喫煙者の方は注意してください。僕は反ニコチン微アルコール親カフェインです(何)

とまれ(僕は"ともあれ"と言いたい書きたい人間なので"とまれ"は非常に好みでない表現ですがここは本作に敬意を払うということで)、沖津特捜部長もびっくりなチェーンスモーカーによるニコチン労働をご所望(もしくは継続中)の方には全力でお勧めできる作品です。ビーム兵器は出ないのでコミカライズ/アニメ化には厳しいですが、文字媒体でこそ味わうべき作品かもしれません。いや、正直トルバカイン主席とダーヴィド書記官とのスモーキングミーティングは動画で拝んでみたいとも思いますが笑 ちと高いですが、価値はあると思います。

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